ノースジャパン素材流通協同組合は、「合法木材・間伐材チップ・発電利用に供する木質バイオマス」を供給する事業者を認定する認定団体です。
合法木材・間伐材チップ・発電用木質バイオマス供給事業者認定一覧表
合法木材と間伐材チップ
わが国政府は、海外の一部地域で行われている違法な伐採を防ぎ、地球環境の保全と健全で持続可能な林業・木材産業の発展を促すため、平成18年4月「グリーン購入法」に基づいて、合法性・持続可能性が証明された木材と木材製品を優先的に調達する措置を導入しました。さらにコピー用紙について、古紙以外に間伐材チップを原料として特に指定しました。
森林・林業・木材関係団体はこのことに対応し、自らの行動規範と管理方針を定め、団体の会員である事業者を「合法木材供給事業者」として認定し、合法木材と間伐材チップの供給を指導するとともに、一般の方々への普及に努めてきました。
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(社)全国木材組合連合会「合法木材ナビ」をご覧ください。 | ![]() |
発電利用に供する木質バイオマス
このほど「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」に基き、平成24年7月1日から「再生可能エネルギー電気の固定価格買取制度(FIT)」が始まりました。この制度は太陽光、風力、地熱、バイオマス等の再生可能エネルギーの普及・拡大のため、電力会社に一定の価格・期間で再生可能エネルギー電気の買取りを義務づけるものです。
このうち、木質バイオマスによる発電は、これまで廃棄されていた林地残材、木材加工時に出る端材・おが屑・樹皮、建築廃材等、木材由来のバイオマスを発電用燃料として使用するものです。 再生可能エネルギー電気の調達価格は、原料の区分ごとに定められており、価格を正しく適用するために、原料の種類を適切に識別・証明するためのガイドラインが設けられました。
「自主行動規範」等の改定
当組合では、従前からの自主行動規範等に、この度の発電利用に供する木質バイオマスの証明に関する自主行動規範等の内容を加え、整理統合しました。今後も事業者の認定と指導を引続き行い、環境の保全と持続可能な林業・木材産業の育成に努めて参ります。
(平成24年8月28日改定)