素材に関する情報

国産材の安定供給

写真送付による相談サービス『フォトソリューション』

当組合では、原木などの写真送付を通して組合員からの種々の相談を受け付けるサービス『フォトソリューション』を提供しています。

組合員が素材生産や流通・販売、造林や育林などの事業を行うなかで、判別や判断に困った際に関連する写真を送付いただくことで、当組合事務局が解決のお手伝いを行う仕組みだ(図1)。

以下に活用例を紹介する。

活用例その1:納入できる品質かな…

生産した原木について、納入先工場にて求められる品質規格に合致するかどうか迷った際に活用。

例えば山土場にて椪積(はいづみ)を木口側から撮影することで、木肌の色や目詰まりの程度、変形・偏芯やトビ腐れの程度などを確認することが できる。横からの撮影では、節の数や曲がりの程度などを確認することも可能だ。

送付された写真を元に、事務局にて納入の可否を判断する。品質や規格などに不具合のある場合は、ほかの納入先を案内したり仕分け方法の提案を行ったりするなどの対応を行う。 写真のみで判断がつかない場合には、営業企画部スタッフが現地まで赴いて確認するなど対応する。

活用例その2:松くい(ナラ枯れ)被害木だけど…

アカマツ松くい虫被害木についても、被害の程度によってバイオマス発電の原料などの用途で販売できる場合とできない場合がある。これに関しても写真の送付によりある程度判断することが可能だ。

ナラ枯れの被害にあった原木についても同様に、被害の程度や品質に応じた販売先の提案を行う。

活用例その3:よい丸太なので高く売れそう…

高齢級で目詰まり良好といったような高品質な原木が出材した場合にも活用できる。写真からある程度の材質判断を行い、最適な販売先を提案する。 場合によっては、有効活用できる需要者とのマッチングを行い、山土場にて一本一本原木を査定してもらうなど可能な限り高い価格での有利販売をサポートする。

活用例その4:樹種がわからない…、売れるかな…

広葉樹原木や特殊な針葉樹など、樹種やその活用方法がわからないといった場合にも活用できる。送付された写真を元に、事務局にて樹種を判別してお知らせする。そのうえで、原木の品質や伐採時期などを考慮して販売先の提案まで行う。

事務局にて判断がつかない場合には、専門家に問い合わせるなどして最大限の解決を図る。

上記のほかにも、生産した原木に関することであれば何でも受けつける。また原木だけでなく立木の状態であっても対応可能。

写真の送付については、データでのメール送付、プリントの郵送、持ち込みのいずれの方法でも可。

送付方法(以下のいずれの方法でも可)

メール による送付
 photo@soryukyo.or.jp
 ノースジャパン素材流通協同組合 営業企画部 宛

郵送 または 持ち込み
 〒020-0024 岩手県盛岡市菜園1丁目3番6号(農林会館内)
 ノースジャパン素材流通協同組合 営業企画部 宛

この件についての問い合わせは、ノースジャパン素材流通協同組合営業企画部まで。

    ☎019-652-7227