令和6年10月28日から30日の3日間、令和6年度先進地視察研修として岐阜県を訪問し、組合員、賛助会員、ノースジャパン素材流通協同組合役職員の計19名が参加しました。視察では、地域資源を活用した先進的な取り組みを学びました。
初日は株式会社金山チップセンターを訪問。木材チップ生産を中心に、端材を活用した高付加価値製品の製作やブランド化を視察。木材の多様性を活かした家具や小物類は、国内外で高い評価を受けています。
2日目は株式会社やまかわ製材舎と西野製材所を視察。飛騨地域の木材流通を支える中間土場の仕組みや、温水式乾燥機の活用により小ロット対応を実現している現場を見学しました。また、飛騨産業株式会社では、圧縮スギ技術を用いた耐久性の高い木材製品を視察。トヨタ方式の効率的な製造工程や人材育成への取り組みも紹介されました。同日訪問したオークヴィレッジ株式会社では、国産広葉樹を活用した「100年持つ家具」の製造理念や、森林資源を最大限活用する取り組みを学びました。
最終日は株式会社長瀬土建が施工した欧州型屋根型作業道を視察。優れた水処理技術と丁寧な施工により、16年にわたり補修を必要としない堅牢な作業道が維持されている事例を学びました。
各視察先の工夫や技術から、地域資源を活かす可能性と発展の方向性を深く学ぶことができました。多大なるご協力をいただいた皆様に心より感謝申し上げます。
さらに詳しい内容を「NJ素流恊News」第238号に掲載しています!
令和6年11月19日