木を「つかい」、山や森林、生活や環境へ「気づかい」。
木材を使うことは、私たちの暮らしにもよいことがあります。床材に利用した際の衝撃緩和作用や、室内の湿度を調節する効果、そして香りによるリラックス効果など、木材には色々な働きがありますが、既存設備の耐用年数や新規調達コストなど、木材製品への切り替えには様々な課題があります。
そこで、ノースジャパン素材流通協同組合では、事務所内のスチールキャビネットに国産スギの木質シートによる表装を施すことで、今あるまだ使えるものを無駄にしない!そして木質化も図る!という取り組みを行っています。
10月の木材利用促進月間には「ウッドチェンジ学習会」を開催し、国や地方公共団体の職員のみなさまにご参加いただきました。
ウッド・チェンジ アフター
ずいぶん雰囲気が変わって見えます。
ウッド・チェンジ ビフォー
そうそう、よくあるスチールのキャビネット
キャビネットのサイズに合わせて正確にカットしていきます。
息を合わせて貼り付けます。要領よく几帳面な性格の方はスムーズに、そしてきれいに仕上げていきます。
おおざっぱなワタクシがやるとこんなことに!ありゃー!
今回使用したのは、市販の天然木シート。国産のスギ(間伐)で、板目も柾目もあります。裏面に粘着シートが付いており、通常の突板に比べ割れにくく柔軟性があり、薄いため(0.32mm)ハサミで簡単にカットできます。キャビネット1つあたり、だいたい16,000円ほど。
みなさんもぜひお手軽なウッド・チェンジに取り組んでみませんか!?事務所の雰囲気を自らの手で変えるという作業も楽しいですよ!
令和5年12月6日更新